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理科メモ

中学校理科について解説しています。

〔中学理科〕顕微鏡の視野と明るさ

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〔中学理科〕顕微鏡の視野と明るさ

顕微鏡で観察すると、倍率の違いによって視野や明るさが変わり ます。視野とは、見える範囲のことです。

メモ:倍率で視野や明るさが変わる

顕微鏡の倍率と見える範囲の関係

まず、顕微鏡の倍率と見える範囲の関係について考えていきます 。

顕微鏡では、高い倍率のとき、低い倍率と比べて見える範囲は狭 くなります。また、低い倍率のとき、高い倍率と比べて見える範囲は 広くなります。

メモ:高い倍率では低い倍率と比べて見える範囲が狭い

メモ:低い倍率ではその逆

倍率と見える範囲の関係は、例えば、スマートフォンで集合写真 を観るときのことをイメージすると分かりやすいかもしれません。

高い倍率で観るというのは、ものを拡大して観ているということで す。集合写真を画面上で拡大して見ているのと同じような状況です。 画面の大きさ自体は変わらないので、集合写真を拡大して見ると、一 部の人だけが見える状態になりますよね。つまり、拡大すると見える 範囲が狭くなります。

逆に、低い倍率というのは、画面上で集合写真の全体を見ている ような状況です。つまり、見える範囲が広くなります。

顕微鏡の倍率と明るさの関係

続いて、顕微鏡の倍率と明るさの関係について考えていきます。

顕微鏡で高い倍率では、低い倍率と比べて明るさは暗く見えます 。また、低い倍率では、高い倍率と比べて明るさは明るく見えます。

メモ:高い倍率では低い倍率と比べて暗い

メモ:低い倍率ではその逆

明るさは通過する光の量と関係しています。通過する光の量は、 同じ面積であれば同じと考えます。

高い倍率では低い倍率と比べて狭い範囲を観ています。同じ面積 を通過する光の量は同じであることから、狭い範囲だと広い範囲と比 べて通過する光の量は少なくなりますよね。なので、暗く見えます。

低い倍率では高い倍率と比べて広い範囲を観ています。同じ面積 を通過する光の量は同じであることから、広い範囲だと狭い範囲と比 べて通過する光の量は多くなりますよね。なので、明るく見えます。

メモ:通過する光の量を考えるといい

例えば、夜、電気を付けた部屋の明かりが、扉の隙間から真っ暗 の廊下に漏れ出ている状況を想像してみて下さい。扉を広く開けると 、扉から見える廊下の範囲は広くなり、真っ暗だった廊下は明るくな りますよね。逆に扉を狭く開けると、扉から見える廊下の範囲は狭く なり、廊下は暗くなりますよね。

倍率と明るさの関係が分からなくなったら、まずは見える範囲と 倍率の関係を思い出すと考えやすいと思います。

まとめ

倍率と見える範囲

  • 高い倍率のとき、低い倍率と比べて見える範囲は狭い
  • 低い倍率のとき、高い倍率と比べて見える範囲は広い

倍率と明るさ

  • 高い倍率では、低い倍率と比べて明るさは暗い
  • 低い倍率では、高い倍率と比べて明るさは明るい


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